僕のうつ病闘病日記

うつ病を機に人生を変える行動をはじめませんか。

うつ病の経験を機に人生を変える行動をはじめませんか。

こんにちは。2017年12月にうつ病と診断され、鬱屈とした生活を送っていました。

カウンセラーさんからは「過剰適応」で「甘えが抑圧されている」と言われました。

とにかく自分と向き合うこと、甘えと向き合うことが大切なのはわかったのですが、

自分と向き合うことはとても難しいことでした。

ヒプノセラピーとは何か

ヒプノセラピー(hypnotherapy)とは日本語で催眠療法と言い、催眠という技術を利用した精神療法の一種です。

催眠とは眠っている状態のわけではなく、ガイアブックスによると以下と定義されています。

イメージを用いることによって自身の潜在意識にアクセスし、隠れていた自分や新たな能力に気づきを与えてくれます。通常ではアクセスできない膨大な記憶のなかに入り、必要な情報をとりあげてくれるのです。

催眠術とは異なり、自身の意識がある中で、療法士の声に従い、「自身で」潜在意識へともぐっていくのです。

うつ病を患っている場合には、必ず心のどこかに葛藤している自分とその体験があります。しかし、本人は気づいていなかったり、忘れようとして気づかないふりをしていたりするのです。

その原因となっている正体をヒプノセラピーが暴いてくれるわけです。

実際に受けてみてその感想

私は以下のことを改善するためにヒプノセラピーを2回受けました。


 ●一次感情を大切にしていないこと(すべき論、自己肯定感が低い)

 「~すべき」という考えに捉われていて、自分が「いや」と思ったことでも
 「ここでは受け入れるべきだ」と感情を殺していく癖がありました。
 完璧主義の側面が非常に強く、自分を抑圧していたわけです。


 ●頭を使いすぎていること(自意識過剰に反応しすぎていることもある)

 周囲から求められている期待にしっかり応えること、完璧にこなすことが私のなかでの満足でした。
 なので、とにかく常に頭を動かしていて、それが積み重なるストレスとなっていました。


 ●人に甘えられない(自分で抱え込む)

 どうしても仕事を一人で抱え込んでしまうタイプでした。
 人に頼ろうとしても、完璧にこなしたい自分がいたのでそわそわしてしまいます。
 また、友人関係でも腹を割って話すことが苦手でした。
 なにかごはんをおごってもらっても罪悪感ばかりでしたし、自分から遊びに誘うことはなかなかできませんでした。
 失敗したり、ダメな自分を見せたくなかったんです。


受けてみて知ったのは、どれだけ親を愛していても「甘え足りないことがあること」です。

私の中で一番甘え足りてなかったのは父親に対してでした。

たしかにここ数年不仲でしたし(いまは仲が良いのですが)、子供にそっけないところがあったのですが、

「遊園地に連れて行ってほしいのにかまってくれない」父親に対してものすごく不満を抱いていたみたいなんです。

ヒプノセラピーでは幼き自分に対して、自分自身で甘えを克服していくのです。

できなかったこと、甘え足りなかったことをイマジネーションを通して体験していきます。

「よくがんばったね」「我慢して偉かったね」と自分自身を認めていく作業でした。


ヒプノセラピーを受けてからパーソナリティレポートにおける完璧主義の傾向も少し弱まっていました。
関連記事:うつ病に自己分析は有効か?【体験談】


仕事に求める欲求において「完璧な仕事を成し遂げたい」欲求が大半を占めていたのに対して、ほかの項目とバランスの取れた値になっていたのです。

いまでは平然と友人にたかりますし(これはこれで問題ですが)、少しばかりか余裕も出てきたように思います。

もちろん、ヒプノセラピー以外に自己分析やカウンセリングを受けていたという要素も除外しきれませんが。


まとめ

ヒプノセラピーはうつ病の症状に対してアプローチするというよりも、
うつ病的性格に対してアプローチをするものです。

病気のいかんに問わず、どなたもお持ちの生きづらさは少なからず和らぐと思いました。

興味があれば、一度ヒプノセラピーを受けてみることをおすすめいたします。


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こんにちは。

アニマルセラピーは良いってよく聞きます。
もともと飼っていた人はいますし、新しく検討している人もいると思います。

ただ、うつ病の場合、ペットの飼育がストレスになったり負担になったり、
ペットロス(ペットが亡くなり精神に支障をきたすこと)に陥ったりなど
もちろんいい影響ばかりではないです。

とはいえ猫カフェなどに通いアニマルセラピーに役立てる、というのも現実的ではないです。
せいぜいネットで猫画像、犬画像を漁ることくらいでしょうか・・・。

医師の指示のもとアニマルセラピーを行うのがベストですが、
そんなガチガチのものを求めているかといわれるとそうではないような気がします。

ただ癒しが欲しい。

身勝手なのかもしれませんが、人間として仕方のないことだと思います。

そこで、アニマルセラピーの効果と命を預かる責任を踏まえ、
気軽に飼えるペットを考えてみたいと思います。







アニマルセラピーの効果は何がある

何と言っても癒し

アニマルセラピーは専門用語で「動物介在活動」「動物介在療法」と呼ばれるように、精神療法のひとつです。

生き物と触れあうことで精神的に安定させていくことができます。生き物と接することでセロトニン(幸福ホルモン)が分泌されます。

これはうつ病患者にとっては重要な物質ですね。

また、身体面においても、生き物と触れ合うことによって呼吸がゆっくりとなっていくことが研究結果でわかっているそうです。

ゆっくりになるということは副交感神経が優位になってそれだけリラックスしているわけですから、休養として非常に有効的です。

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僕は実家で犬、個人でエビとクワガタを飼っています。
犬はなんといってもコミュニケーションが取れるのでとても癒しになります。

エビやクワガタも観察してみるとすごくかわいい行動をしていたり、
見ているだけでほっこりします。
自然が好きな方は野生のを取りに行くのもまた楽しいですよ。

うちの犬の写真はツイッター(@syun_uugma)で癒しのおすそ分けとして配信しているので
よかったらフォローしてください。




飼育を通して自信をつける

ペットとして生き物を飼うことで24時間触れ合うことができます。
もちろん、ペットである以上責任をもって飼育しなければなりません。

生き物の生態を調べて、ペットの世話をする、必要なものを揃えるなどなど…

ペットを飼育することはうつ病患者にとって負担が増す行為ではありますが、
それだけ自分の能力を役立てることになります。

その経験は、自身の肯定感や自尊心を育む結果になります。
世話をすることで相手(ペット)も気持ちよくなるし、自分も気持ちよくなる。
哺乳類などコミュニケーションを取れるペットであれば、
”パートナー”として自己肯定感を上げてくれる存在になるはず
です。

毎日の日課をこなす達成感もまた自信につなげてくれます。
エサやりからはじまり、犬の下の世話、毛の掃除、水槽の掃除などなどやることはたくさんありますが、
ペットの為を思ったら「してあげよう」と思うものです。

うつ病にとって相手を思う気持ちというのはとても大事。
自分のことばかりでぐるぐるすることもありますが、ペットの世話をするときだけは忘れられます。

一日のうちでやることがあるというのは生活リズムをつくる意味でもいいことだと思います。


趣味として楽しむ

ペットを飼育していくと、どうしても調べものをしなければならなかったりします。

調べものというと厄介そうに思いますが、うつ病の間は仕事もしていられない状態だと思います。

そのなかで「やらなければならないことをやる」のは非常に有意義です。

また、ペットは可愛いもので、もっともっと可愛くしてあげようだとか住み心地をよくしてあげようだとか飼育の過程で工夫を凝らしていくかと思います。

それが例えばペットの洋服を作るようになるだとか、ぬいぐるみを集めてあげようだとか、アクアリウムなどで言えばみていて安らぐ水槽を目指して工作をはじめちゃったり…

ペットの写真をたくさんとってカメラをはじめるのなんていいですね。

ペットを通して気が付いたら趣味が増えたなんていうのはあってもいいんじゃないでしょうか。



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もちろんリスクもある

ペットとして飼う以上、責任は重大です。
しかし、うつ病という性質上、病状に波があります。

元気になったから大丈夫だろうと思っていざペットを飼い始めてみたら、そのストレスや負担で悪化する、なんてことも…。

飼うのが大変になり、イライラして投げ出してしまいたくなってしまうかもしれません。

情緒不安定のときに「ワンワン」執拗に吠えられるとやっぱりストレスは感じます。
分からないこともたくさんあります。

重度のうつ状態にある方は飼うのを控えたほうがいいかもしれませんし、軽度のかたにおいてもサポートしてくれるかたは必要かもしれません。

また、ペットが死んでしまった場合にも注意が必要です。責任を持って接している以上、ペットが死んでしまったときにはひどく落ち込むこともあります。

このペットロスによって状態が悪化するようでは本末転倒といいかねません。

僕はエビちゃんを80匹ほど(気が付いたら繁殖してました)飼っているのですが、
ときどき死んでしまう子がいます。
エビちゃんの数に比べたら少ないのですが、それでも命が亡くなるというのはツラいですね。
責任を感じますし、ちゃんと埋葬してあげなきゃと思います。

一人暮らしにどんな生き物を飼ったらよいか


ハムスター

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可愛さもさながら飼いやすさが抜群のハムスター。基本はケージの中で完結し、掃除も手間が少ないほう。
ペット不可の賃貸にお住いのかたでもオーナーさんに確認をしたら「ハムスターならOK」ということもあります。

寿命は2~3年と短いですが、うつ病のかたが哺乳類の中でペットを飼うとしたら、負担もなくハムスターが最適だと思います。


インコ

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インコの人懐っこい性格や声マネをしてくれるところは愛らしいですよね。そんなコミュニケーションを通して癒しももらうのもありではないでしょうか。

仲良くなれば手の指に止まってくれたり、言葉を覚えてくれたり…一緒に過ごせば過ごすほど発見は多いかもしれません。

インコの寿命は、種類によってばらばらですがセキセイインコの場合5~10年といわれています。

適度な運動やエサ、日光浴、体調管理は欠かさず行わなければならないのでやることは多いですが、その分分かち合えるものも多いはずです。


金魚・エビ

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気軽に飼えるものでも飼ってしまうとなかなかお金を使ってしまうのが金魚やエビです。

アクアリウムに凝り始めたら止まることを知らず…水槽の中での冒険が続きます。

飼育の難易度も低いし、見ているだけでも癒されるので、とてもおすすめです。

寿命も飼い方次第で10年生きる場合も。



犬を飼い始めたその理由

実家に犬がきた理由は、母が精神的に落ち込んでいたからでした。
祖父が亡くなったり、僕は父と喧嘩したりと家庭問題があったので、
見かねた父が新たな家族として迎え入れたんです。

その甲斐あって、子育てを終えていた母が再び赤ちゃんを育てるかのように、
毎日毎日笑顔でいてくれるようになりました。

もちろん犬と会話はできないので、延々と吠え、どうしたらよいか分からないこともあります。
しかし、皆で飼っているからやってこれたというところがあります。

家族として犬を迎え入れて思うことは、一人では犬は飼いきれないなということです。

ですので、飼育をする上で大変なことがあるとき、
サポートしてくれる存在がいるかどうかはすごく重要です。

実家暮らしでご家族が反対しているようなとき、
一人暮らしでもしも何かあったとき頼る人がいないとき、
そのような場合は、ペットを飼うのを控えたほうがいいのかもしれません。

ペットを飼うのが初めての方は、ペットの寿命や難易度を考えて
責任を持ち、愛着が湧くような子を飼うといいと思います。


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こんにちは。

以前、うつ病になったとき、やる気が起きず怠惰な生活を送り、生活リズムも自律神経も乱れるという悪循環な生活を送っていました。

そんなとき光療法の存在を知り、朝に起きれないという事も相まって思い切って光目覚まし時計を購入したことがあります。
僕が使用していたのはmoonmoon社のinti4です。

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太陽光でセロトニンの分泌


季節性情動障害という病気をご存じでしょうか?
別名冬季うつと呼ばれるもので、10月頃から気分の落ち込みや集中力の低下、焦燥感、活動の減退、過眠などの症状が出る病気です。

うつ病患者の1~3%に季節性が認められます。


また、緯度の高い地域に多いことでも知られます。

これには日照量が関係していて、ヒト本来の習性が残っていると言われています。
ヒトはもともと昼行性の生き物で日の出から活動し日の入りには休息する生活を送っていました。


このように日照量とともに活動をしていたのですが、冬場に日照量が減少することで脳内のセロトニンが減り気分障害や活動の減退といったことが起こると考えられています。これが季節性情動障害です。


季節性情動障害の治療としては、基本的には抗うつ薬などの薬物療法とともに日光浴が推奨されていますが、
前述のようにうつ病患者の1~3%に該当する病気なので少しでも疑いがあるようであれば光療法を実践するといいと思います。




他方、非季節性のうつ病においての有効であるとの研究結果もあるようです。
うつ病には日照時間が関係してくるのです。
非季節性のうつ病患者にとって、光療法によって、特に治療1週間目は朝に、および睡眠遮断反応者で補助療法として使用することで、中等度から高い抗うつ効果が得られる
(出典:非季節性うつ病に対する光療法

とはいえ、浴びる時刻が大事なわけではありません。

よく「朝起きたら太陽を浴びなさい」というような指示を医師から受けましたが、朝起きて太陽を浴びる意図は自律神経の調節にあるかと思います。太陽光をあびることでセロトニンが生成され、夜に程よい眠気で眠りにつくことができるようになる。

言うまでもなくこのセロトニンがうつ病に効くわけです。そもそもうつ病は何らかの原因でセロトニンの分泌が減ってしまっている状態ですから。

陽光を毎日浴びることができれば問題ないのですが、雨の日があったり朝が忙しかったりしてなかなか実践できるものではありません。特にうちは日当たりが悪く毎日太陽光を浴びることは難しかったです。

屋内の照明で賄うことができればいいのでですが、セロトニンが生成されるには、2,500ルクス以上の光量が必要になってきます。
(朝日は10,000ルクス)
光量が十分でないと眠気が残ったり、充分にセロトニンが生成されずに一日が始まってしまいます。

そこで、光目覚まし時計や光療法専用の器具を利用する必要が出てきます。
季節性うつ病のかたのなかには光療法専用の器具を使っているかたもいらっしゃるようです。

2,500ルクス以上の光量を最低でも30分はその光を浴びるといいと思います。

光目覚まし時計inti4を選んだ理由

私が使っていた光目覚まし時計inti4は光量が20,000ルクスあり、その光で目を覚ますくらいの代物です。

アラームの音で目を覚ますというのもストレスですから、(そしてストレスの蓄積はうつ病を悪化させます)人間本来の生き方である、光で目を覚ますというのは非常に健康的で、さわやかな気分で目を覚ますことができます。

目を覚ます30分前から徐々に明るくしてくれる機能があるので、目を覚ます間に光を浴びていくという事になります。
私は念のため、起きた後も10分程度inti4を使って光を浴びる治療をしていました。




設置の仕方で結構迷われる方がいるようですが、棚やラック、本などの重しを用いれば問題なく設置ができると思います。

ほかの光目覚まし時計も検討していましたが、光量の部分ではピカイチでした。
値が少し張るというところはデメリットかもしれませんが、moonmoon社は不眠に対してものすごい熱量を持って解決に取り組んでいる会社で、その信頼性においては群を抜いていました。

実際に使ってみて

購入した当初、体調は非常に悪く、朝の寝起きも最悪でした。というより、一日中寝ていることも多かったと思います。

光目覚まし時計を設置し始めた一日目、光がまぶしく感じたものの睡魔に負けて起きられませんでした。
なので設定を変えて、①起床の30分前から徐々に明るくなる②起床時間になると点滅する、ようにさせました。

そうしたところ、自然な形で目を覚ましていくような感覚があったのを覚えています。

おそらく、睡眠リズムのなかで睡眠の浅いところから徐々に目を覚ましていくようなかたちなのでしょう。

3か月後には自然と朝起きられるようになりました。
その後6か月使用し、「もう大丈夫だろう」という自信があったのでメルカリで売却しました(笑)

moonmoon社のinti4は人気商品なので、購入価格の8割程度で売れましたね。

なお、その後どうしたかというと太陽光が部屋に入るように部屋の模様替えをし(ついには転居)、
また朝食を朝日を浴びながら食べるなど生活習慣を変えていったため、光目覚まし時計に頼らない生活に戻ることができています。

まとめ

光目覚まし時計は私の人生を変えたひとつのツールでした。
しかし、値段も値段で、メーカーによっては「効果がなかった」とがっかりされる方もいるかもしれません。
大切なのは、人間本来の生き方を見直し、リズムの取れた生活を実現していこうという意識だと思います。


参考にした文献

1.『「冬うつ」予防は年末年始から 医師が勧める4つの策|ヘルスUP|NIKKEI STYLE』https://style.nikkei.com/article/DGXMZO24807400Z11C17A2000000

2.『冬季うつ病について | ゆたか倶楽部』https://www.d-yutaka.co.jp/blog/health_and_beauty/health_info201811/

3.『季節性感情障害外来(冬季うつ病外来)、不登校外来始めました - 朝がおクリニック | 診療内科・日野市』http://www.asagaocl.com/information/information.php?id=9

4.『第3章 健康なくらしに寄与する光 2 光の治療的応用―光による生体リズム調節―:文部科学省』http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/attach/1333542.htm

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一卵性双生児であっても模様の異なるという虹彩。本作は「瞳」を巡って繰り広げられるSFラブストーリである。

神を否定するために科学をしてきた主人公が、最終的に神を証明するために科学をすることとなる。



■監督:マイク・ケイヒル
■出演:マイケル・ピット、ブリット・マーリング、アストリッド・ベルジェ=フリスベ、スティーブン・ユァン、アーチ―・パンジャビ





あらすじ


ある日の夜、仮装パーティを楽しんでいたイアンは仮想したミステリアスな女性ソフィと恋に落ちる。

一夜の恋の唯一の手掛かりは、「瞳」を研究するイアンが撮った彼女の瞳の写真。写真を手掛かりに彼女を探し、再会する。

しかし結婚を目の前にして彼女は不慮の事故で亡くなってしまう。彼女の死にふさぎ込んだイアンを救ったのは研究パートナーのカレン。

やがて二人は結婚し子を授かったが、二人の子を巡って異変が起き、イアンは再び彼女を探す旅に出ることとなる。
(あらすじオリジナル)

ネタバレ

(1)科学を信じるイアンと宗教を信仰するソフィが出会う

科学によっていままで信仰してきた宗教を覆されたならあなたはどうするか?
ダライ・ラマは「もし私の信仰が間違っていたなら私は信仰を変える」と言った。
では、宗教によっていままでの科学が覆されたらあなたはどうするか?

以前にソフィは二人の出会いを「前世からのつながり」と表現していた。一方のイアンは、「ビッグバンが起こり、かつて一緒にいた二人の原子はふたたび出会うことができた」と表現するので、生まれ変わりとまでは言わないまでも何らかの物理的な同一性を肯定している。

しかしソフィはエレベーターの事故で死に、そして瞳を通して「サロミナ」に生まれ変わった。

イアンとカレンが授かった息子は発達した虹彩システムにより、誤認識を起こしたのをきっかけに息子の前世を知ることとなる。息子と前世の男性は同じ虹彩を持っていたのである。
そこでイアンの持ちうる瞳の写真データを虹彩システムに照合したところ、死んだはずのソフィがヒットした。登録地はインド。イアンはインドに旅立ち、少女サロミナに出会う。

イアンは自身の信条に基づいてサロミナ(ソフィ)の実験を行った。結果的に、科学的には証明されなかったが、サロミナがエレベーターを怖がったことで「生まれ変わり」を確信する。
ソフィは生まれ変わりを信じていたのに対し、イアンは信じてなかったわけだが、このときイアンのなかの科学は崩壊したに等しい。宗教によって科学(自身の価値観)が覆された瞬間であった。

そしてふたたび再会したわけである。

(2)光を知らないミミズ、第六感を持たない人間

イアンはミミズに突然変異を起こさせ、目を作り光を与えた。本来ミミズは光を知らない。
人もまた突然変異(個体差?)によって”感じる”人とそうでない人がいる。
ソフィは神秘的なものを感じとる人間であり、宗教を信じる人種であった。
それを神と呼ぶのか、天使と呼ぶのかは宗教的な問題にすぎず、違いはない。
なぜなら、ミミズの光と同じで共通認識としての答えがないからである。(人々の共通認識として証明されたものを科学と呼ぶ)

しかし、近年のビッグデータの存在により世界中の瞳を管理するようになり、
人がその一端に触れることとなったのが本作中のストーリーである。


考察:最後に現れる牧師の意味するところ

滞在したインドのホテルでイアンは牧師マッケンジーに出会う。牧師はこう言い残している。


マッケンジー「インドは初めて?」

イアン「実はそうです」

マッケンジー「お互いいい仕事を」

イアン「仕事はなにを?」

マッケンジー「営業をしていますが、主の使いも。」

マッケンジー「おやすみなさい」

イアン「どうも」

マッケンジー「また会えますように」


マッケンジーの現れ方はあまりに突然である。閉まりかけのエレベーターを手で止めて乗り込んでくるその様は、「尾行」を彷彿とさせるシーンである。

そして「インドははじめて?」と問い、「また会えますように」と皮肉るように立ち去る。
まるでイアンを知っているようなそぶりを見せるのである。

ここから察するにマッケンジーはイェール大学のドクターシモンズと関係する人物なのではなかろうかと推測する。

シモンズはイアンの息子トバイアスを実験体として「生まれ変わり」の実験を行っている。
シモンズからイアン宅に連絡を入れているわけだから両親の素性(=科学者)は把握しているはずである。仮にもイアンはTV出演する有名人である。
そしてトバイアスの実験中に「The test is over.」と中断させて帰ってしまった。

シモンズが「イアンのその後の動向を把握したい」という筋は通るように思う。
イアンはこの点を察知して、サロミナをホテルに連れ込む際、マッケンジーを避けたのであろう。

まとめ

本作はSFというよりもファンタジーに近いのかもしれない。
そしてドラマでありラブストーリーであり、スリラーでもある。

マイク・ケイヒル監督は、科学と宗教という一見相いれないものをうまく表現し、
また「瞳は魂の窓」という哲学を語るところが面白いのである。

レンタルビデオ店でDVDを借りて、加瀬亮主演映画の「それでもボクはやってない」を鑑賞しました。
痴漢容疑で現行犯逮捕され、冤罪起訴される話です。冤罪事件について関心を持って鑑賞したわけですが、以前から思っていたことも含め、思ったことを2点書きます。

(1)冤罪事件について
映画でとりあげられていた痴漢をはじめとする性犯罪では、どうしても証拠・証明という問題が付き物となるようです。
痴漢においては密閉空間である満員電車が多いかと思います。このような場所においての証明は、犯人の所持品に付いた付着物、被害者・目撃者・被疑者の証言などになるのだと思います。そこでは、事後的な被害届では犯人を逮捕することは難しく、一般には被害に遭った(目撃した)時点での現行犯逮捕が望ましいように思います。
しかし、被疑者逮捕後の取り調べ等で被害者の衣類等の付着物が犯人の所持品等に付着しているなど決定的な証拠があれば「やったかのか、やっていないのか」が一発で分かるはずですが、実際はそうもいかないようです。
それは、捜査のずさんさです。映画でもありましたが、そういった付着物の照会を怠ることがあるようです。警察は被疑者を犯人と決め付けて捜査をはじめ、有罪に持ち込むために自白を促したり、被疑者に有利に働くようなものは取り調べ調書には記されないようです。そして、否認すればするほど取り調べは続き、勾留期間は延び、そして起訴。そして公判です。
自分も少し甘く思っていましたが、公正中立な裁判とはいえ、公判に入り、「これで白黒はっきりつく」と高を括ってはいけないようです。そもそも、抑留拘禁時間が長く、会社からは解雇されるでしょうし、取り調べや留置場、拘置所での生活は生半可なものではないです(この点、「安土茂『逮捕されたらどうなる』日本文芸社」を参考)。そして、ご存じの通り、日本の有罪率は99.9%。確実な証拠が出てこない場合や被告人側に有利な証拠があるとしても、検察が情報開示しない等、裁判官は被害者寄りの心証を形成せざるを得ず、有罪となる確率が高くあります。「疑わしきは被告人の利益」とはいったいなんなのでしょう。

では、痴漢に間違われてしまったとき、どうすればよいのしょうか。僕は現行犯逮捕されないことだと思います。
刑訴法213条は私人逮捕を規定しています。そして、痴漢の冤罪事件の多くはこれです。電車内あるいは駅構内で「痴漢です」と、痴漢の被害者や目撃者に手を捕まれた時点で現行犯逮捕となります。そして、駅員がかけつけ、駅員室で話をきくと言われてそのまま駅員室に向かえば、鉄道会社としてはあとは警察に引き渡すしかないはずです(刑訴法214条)ので、あとはもはや警察署に連れていかれて取り調べがはじまり、留置場となってしまいます。
そこで、現行犯逮捕されないことが重要となります。では、どうしたらよいのでしょうか。
刑訴法217条をご存知でしょうか?刑訴法217条には軽微事件と現行犯逮捕について規定されており、軽微事件については、「犯人の住居もしくは氏名が明らかでない場合または犯人が逃亡するおそれがある場合に限り」、現行犯逮捕できるとしています。
そして、痴漢については、その行為の態様によって、迷惑防止条例違反もしくは強制わいせつ罪(刑法176条)にあたります。前者は、「服の上から触った」ようなレベルで、刑訴法217条のそれに該当すると考えられるので、名刺や免許証等で身分を明かした場合には現行犯逮捕はすることができないことになります。
後者については、「下着のなかに手を入れて触った」ようなレベルであり、軽微なものとは言えませんが、身分を明かし、誠心誠意に対応したとなれば、必ずしも「逮捕の必要」が認められない可能性もありうるようです(刑訴法199条)。

◎痴漢と疑われた際には、身分を明かし、誠心誠意対応すること。
参考:http://www.men-joy.jp/archives/41157


(2)痴漢について
ずいぶん昔から、満員電車での痴漢は耐えません。そして痴漢の冤罪事件、または和解金を目的として痴漢事件を利用する詐欺、なぜこのような事態はいっこうに改善されないのでしょうか。

「痴漢は男が悪い」、「性犯罪者を撲滅しよう」、「冤罪は司法の欠陥だ」…。さまざまな意見があると思いますが、僕は、痴漢は鉄道会社と国の怠慢が原因だと思っています。
痴漢にたいして、鉄道会社は女性専用車両の導入や防犯カメラの導入をはじめています。しかし、いっこうに痴漢はなくなりません。なぜなのでしょうか。僕は、講じている策が中途半端であるからだと思います。
防犯カメラの導入は、ほとんど電車の一両にしかされていません。導入するのであれば全両に導入すべきです。とはいえ、防犯カメラは最善ではありません。なぜなら死角が必ず生まれます。そこで、僕は防犯カメラと併用で車内の両側面や天井部等にミラーをつけるべきだと考えます。ミラーは防犯用に店内に設置されているように、その存在自体が防犯作用を持つといわれているうえ、防犯カメラとの併用によって死角を減らすことができるし、満員電車においては、「いつ誰がどこから見ているかわからない」という状況になるため、とても犯罪の抑止効果があると思うのです。

また、女性専用車両についても中途半端であり、あまり効果がないと思います。環境犯罪学には「転移」という言葉があります。「転移」とは、たとえばA市とB市が隣接しており、A市は防犯に力をいれた結果、市内の犯罪率が低下したとします。しかし、A市の犯罪率が低下したからといっても犯罪者がいなくなったわけではないので、A市で犯罪ができなくなった犯罪者はB市に移動して犯罪を犯すため、全体として犯罪は減らないといった現象です。そして、鉄道会社の女性専用車両はまさにこれで、女性専用車両においては車内の安全が守られたとしても他の車両では平然と痴漢等が(むしろ増加して)発生しています。したがって、もし女性専用車両をより大きくとるのであれば、全車両を男女別に分けることが必要です。むしろ反対に、一両のみを共用車両として設置し、その一両においては防犯レベルを最大水準にすることで痴漢を撲滅することができるのではないかと考えます。

また、痴漢の多くが満員電車で起きることは周知の通りでです。では、なぜ乗車率を下げるような策を講じないのか全く疑問です。車両や電車本数の増加など費用がかかることはあるでしょう。そうであるなら、なぜ国は援助しないのでしょう。もはや、社会問題といって過言ではない痴漢なのですから、国をあげて取り組むべきだと思います。

痴漢は必ず撲滅することができると僕は思います。当然ですが、痴漢がなくなれば痴漢の冤罪事件も自ずとなくなると思います。


※浅知恵のため、不正確な表現や文章がある場合があります。ご了承ください。

今回、「なぜ痴漢(強制わいせつ)が当たり前のように日常的に発生しているのか」について取り上げる。




明治から存在する痴漢



この問題を取り上げる理由は、痴漢の被害は古くからあるにも関わらず、その数はほとんど変わらないといってよいほど現代において当たり前のように発生しているからである。

少なくとも痴漢は、明治45年に電車内で発生しているのが確認できる(明治45年1月28日の東京朝日新聞)。

にもかかわらず、女性専用車両や防犯カメラの導入など痴漢の対策が本格的に始まったのは2000年に入って以降である。

また、不思議なのは、公務員や官僚など社会的に成功している人さえも痴漢容疑でニュースに取り上げらえることがあることである。

被疑者の51%が会社員



2011年の警察庁の「電車内の痴漢防止に係る研究会の報告書」によれば、迷惑防止条例違反のうち痴漢行為の検挙件数は毎年4000件を超えている。その被疑者としては、30代が33%、40代が26%であり、被疑者の職業としては無職のものは10%にすぎず、51%が会社員である。

この点、公益財団法人日工組社会安全財団の「痴漢・ストーカー被害に対する不安感と対処に関する研究」では、被疑者として無職、自由業、肉体労働者などは少ないことが分かっている。

痴漢の動機としては、「痴漢をすると興奮するから」が50%であった。また、痴漢を行った箇所では、「左右のドアとドアの間」が57%、「座席の前」が22%、「座席上」が16%であり、目のつきそうな座席上でさえ痴漢が発生していることが分かる。

また、痴漢と言えば、満員電車をイメージしがちであるが、比較的空いている電車内においても発生しているようである。


なぜ痴漢が発生するのか



痴漢の発生要因として、満員電車という人と人が密着した状態のなか、性欲が刺激されて女体に触ってしまう、または、露出の高い服装の女性によって性欲が刺激されて犯行が行われるといわれている。

しかし、上記の事実から察するに、私は痴漢を行う犯罪者は遅発性の傾向が高く、犯行期に至るまでのストレスやその者が有する気質(性格)が原因ではないかと思う。

その理由としては3つある。

1つは、被疑者の職業として無職や自由業、肉体労働者に少なく、会社員が多いことである。なかでも官僚など社会的に成功している者までもが犯行に及んでいるところに特徴がある。

つまり、これらの者は、青年時代、とくに学生時代を難なくこなしてきたと考えられる。少なくとも、勤勉さや生真面目さなどの気質を持っていると考えられる。このような気質の人は、本音や自分の感情を抑制しやすく、ストレスも溜めやすい。

2つ目に、犯行の動機として「痴漢をすると興奮するから」が50%を占めることである。このことから察するに、共感性の欠如が見られるのではないか。

すなわち、勤勉さや生真面目といった気質を持つ者であり、社会的にも成功している者は、青年時代に学歴社会が築いたある種の「レール」に乗ろうと必死に頑張ってきたのではないか。

そう考えると、遊びよりもむしろ勉学、人とのかかわりよりも学業を選択してきており、共感性が十分に培われなかった可能性があると考える。

3つ目は、30~40代に多いことである。この年代は、結婚や子育て、家庭を持つ者が多く、そして社会的にも重要な役務を任される時期である。

そこで、このような環境下では、働き手である夫には家庭というプレッシャーや社会的地位などからくるストレスは相当にあると考える。

この点において、生真面目な人や不器用な人はそのストレスの解消をうまくコントロールできず、「ストレスから解放されたい」という半ば社会的自殺の意味から犯行に至ると考える。


まとめ



前述のように、痴漢は明治時代からはじまり、日々絶えることのない犯罪である。

その根幹には、日本の社会の在り方を垣間見ることができるのではないか。

すなわち、学歴社会によるストレス、そして「汗を流して働くこと」が良いこととされる風潮などが勤勉さや生真面目さと言った気質を持った人を苦しめ、現代の恒常的な痴漢を招いているのではないだろうか。


時として思うことがある。「なぜ人を殺してはいけないのか」。教育上、これを子どもに伝えるのは難しいと思う。
「自分が痛いことはされたくないでしょ?」「生命は尊いから」的な優等生解答は偽善すぎる。豚や牛、鳥を無下にした視野の狭い答えだし、「生きる上で動物を殺すのはしょうがない」とするのはあまりにも自己中心的(人間中心的)。

社会に生きる人間として「社会が崩壊するから」人は殺しては行けない、というのが仮の答えだと思う。社会とは人が複数で生きている"場所"としたい。
ただこれは社会に生きる人間に課せられたもので、社会に生きていない人間には通用しない論理。では人として、「人は人を殺しては行けないのか」?

人と人の間に生きる生物が人間だとすれば、人は他者の介在をよしとしないので、「してはいけない」抑制としては防衛本能があてはまらないか。
米兵が帰還後にPTSDに陥るような心理的防衛とか、生命を奪うことは自身の生命の危機にもつながることを本能的に分かっていて、回避行動として人を殺してはいけない。

ただそうすると、人に限る意味が分からない。
人に対する特別な思いが生じた場合などにPTSDに陥ると考えるなら、凶悪殺人犯と区別がつくし、思い入れのない生命を奪うことになんら精神的苦痛を感じないから動物の生命を奪うことをよしとできるのか。

そうすると、人と人が交流していることが前提だから、やはり「"人間"はヒトを殺してはいけない」になる。
そして人は他者なくして(社会でしか)生きていけないという前提を足すなら、
「人は社会でしか生きることができないから、社会が破壊されないためにも、人を殺してはいけない」のかな。
(人という漢字自体、支えあっているし。)

そう考えるなら、教育上は

「人を殺していいとしたら(皆が人を殺しあうことになり社会が破壊されて)パパとママが死ぬことになるから、人を殺してはいけないんだよ」

という言い方ができる。
…と、映画「ドラえもん」を観ながら思ったのでした。

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